今日のライター LANCEL 2(補足あり)

よいお天気となりました。お水取りにはもう少しありますが、本番は間近、を予感させるお日和です。今日はオーセンティックというか、オーソドックスというか、の火を見たくなりました。ローラライトスタイルのライターです。縦横比率はデュポンに近い一品を選びます。迷ったのですが、前出のLANCELにしました。補足を思い出したからです。前回のモデル名はオートマチック。セミオートタイプなのに、これいかに、です。この時代はセミオートがオートマチックだったのでしょうか。すでに、ロンソンのスタンダードは先に生まれていると思うのですが。分かりません。補足終わり。

さて、本品です。モデル名はPARIS。特長はローラー上部にある、ヤスリガード。もうチョビッとローラー・ヤスリ部を中心に入れれば、デュポンのようにすっきりしたリッドになると思われます。その技術は持ち合わせていたでしょうから、わざと外に持ち出すデザインにしたのでしょう。この些細だけで同形品にない、個性を放ちます。しかし、この肝心要の欠品が多いんです。画像は別個体。ヤスリがスッポンポンの丸裸です。他にも見る機会があったのですが、欠品多し。完品として販売されていたり、のケースもありました。ハンダで留めてあるだけなので、弾みで外れるのでしょう。使用には支障ありません。上からと内部の図。シンプルな構造です。三つのビスでフリント部を留めています。二つで十分と思うのですが、一つ分の贅沢でしょうか。

 

ボトムです。わざわざ二つ並べました。右がヤスリガード欠品、左がアリです。両方ともローラーを上に向けて置いています。同じ刻印で、180度回転になっています。な〜んとなくですが、独ではなく仏を感じてしまいます。

デュポンオールドよりは見かけることが少なく、価格はずっと控えめです。人気が現れています。でも好きです。1940〜 仏製です。

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