儚桜で、一服

春の嵐ですね。予報では台風並みの大荒れだとか。桜も、もう終わりです。散りチリの、さようならです。桜のブログもこれで最後です。多分。上千本、奥千本には行きません。人ごみは苦手です。my桜名所1位の見所です。満開もさることながら、花吹雪、花畳、花筏、そして、花堤。これが好きでね。ザーッと音が唸る吹雪には出会えなかったのが、心残りです。myNO.1は2回愉しめます。1位の所以です。筏は撮り忘れました。漫桜の小筏で我慢してください。桜の絨毯です。でも、やっぱり日本だから畳が似合います。誰もいません。踏み跡もありません。足跡ができても、残りのヒラヒラヒラリが覆います。独り占めです。もう、グチャグチャに踏まれて、雨にさらされて、泥まみれになっていることでしょう。それでも、さくらです。儚いです。煙管煙草の灰がこの大勢の内の一片を汚します。風に流されます。川表法面の窪みに吹き溜まります。土手を埋め尽くします。格子市松です。幾重にも重なってベビーピンクがレディの色香色に厚みを増しています。素っ気ないセメントグレーが頬化粧に染まります。my一位の原由です。タワワワです。多分最後なのでアップにしました。my3位の桜。実は一番近いところにあります。先週こっそりと忍び足で独り観覧。見事な一本桜です。花吹雪の代わりに、水滴が窓を打ちます。えらい雨です。桜もお仕舞い。花見酒に未練を残し、一服。