ネパールと奈良 束の間のコラボ 

黄砂が紗を掛ける春霞。今に始まった訳でもないだろうけど、懇切丁寧な予報がアナウンス効果を発揮します。暈しの入った雅な風景が、ザラついて感じます。GWも多数は終わりました。日常とさして、というかまったく変わらない生活です。明日から変わるのは、空気感ですね。のんびりと薄まった空気が、ピンと張りつめます。濃度が、一気に濃くなります。増える車のフロント反射が日差しを刺々しく増幅し、何もかも鳴りを潜めていた動き出す音、伴う匂い、たまに贅沢 から戻る慣れた味、、、知らずうちに読み取った五感が、街の空気に反映します。街の顔つきが変わります。手仕事がしたくなりました。梅干しではありません。材料の一部。ヘンプの糸玉です。ネパールの手紡ぎ麻糸です。凸凹のガタガタ。日本なら到底日の目を見ずに消却される代物です。これが、実におもしろいんだな。昔、友人の店から仕入れました。興味のある方は、こちらをどうぞ。http://www.rakuten.co.jp/auc-kkjapan/ 根を詰める気はありません。手慰み程度です。何を作ろうか、と手近なものに目が留まります。デジカメのストラップ。購入時の素っ気も無い付属品。決まりました。見重りするのもヤなので、平織りの三つ編みにします。革ひもを取り出す時に、なんとなく面白くないな、と閃いてネパールのコラボにします。サイズもスリムになります。できあがりがこちら。全長40㎝、半分に折って20㎝のストラップ。糸の太さが均一ではありません。最細部と最太部の比率は500%はあろうかと思われます。毛羽も伸び放題、出し放題。自由奔放です。仕上がりもヨレ感が出て作者と同じ。ファジーです。ファンキーです。

創作活動も30分程で、あっけなく終了。束の間も無く、一服。

 

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