ライターメンテナンス

愛用ライターの機嫌が少々斜めなので久しぶりにメンテナンスをしました。原因は板バネとヤスリの噛み合わせだと思われます。最愛のライターは行方不明のままです。度々登場のMylflamのセミオートタイプです。ドイツ製なので読み方は分かりません。英字標記です。どなたか読み方を教えてください。ちょこちょことクリーニングはしていますが、本格メンテすることにします。ヤスリにもフリントカスが溜まってきているのでちょうど良い機会です。着火部をばらした図。板バネやネジ、跳ね上げバネ、アームにもオイルとカスが混じりこびり付いています。赤ちゃん綿棒とカッターで鋭角に削ったマッチ軸が清掃道具。マッチ軸は柔らかいので傷つけず隙間の清掃に重宝します。有名なサビ取り潤滑オイルを綿棒につけ、バネ二つとヤスリを擦り洗いします。ヤスリは意外と錆びやすいのでオイル洗いが錆び防止になります。今回は、スイッチ部は分解していません。清掃が終わり、まずアームに板バネ、跳ね上げバネ、ヤスリを精密ドライバーに通し仮セットします。板バネ調整も万全です。ヤスリも一目一目マッチ軸と待ち針でカスを取り除いたので黒々と復活しています。気持ち、ヨシ。インサイドユニットにネジ留めすれば完了。アウターにセットします。インサイドはオイルフィラーがネジ式になっているので、密閉性が高くオイル持ちが良い特長もお気に入りの要素です。このライターはアウター、インナーユニット、アームしか無いジャンク品でした。ヤスリは手持ちのリペア用品が具合よく使えました。ルーターで板バネを、ペンチ両手に跳ね上げバネを製作。跳ね上げバネは焼き入れの塩梅が難しい。正式な道具なんて持ち合わせていないので、根気と力づく仕事です。トーレンスやランセルの製作と比較すると単純ですけど。余り物を貼った蛇革もいい味わいになっています。

 

メンテナンス一つで長く働いてくれます。心地よい着火と揺らぐ炎で、一服。

コメントを残す