奈良花街(元)にて 一服②

今日はスポーツデイ。中止です。明け方から土砂降り。起床した頃には上がりました。

クレイコートです。案の定、一報が飛び込んできました。キャプテンから。また来週お会いしましょう、です。♪しょうがない、しょうがない♫、生姜あるけど、しょうがない♬。最近、上チビがどこで覚えてきたのか、歌ってくれます。昨日の、イベント提灯アップです。

扉を引きます。引き戸です。透明度が低く開けるまで、中の様子が分かりません。ちょっとドキドキ半分、想定内半分。今時のコジャレた店なんだろうな、と。見事に裏切られました。昭和の生証人です。レトロに飾っていません。そのまんま。カウンター5席と6人掛け位のテーブルが一つ。小さいです。鰻の寝床で、奥深いのがこの界隈の特長なのですが。反しています。誰もいません。声をかけます。奥からハスキーなお姉さんの返事がありました。私より年上の方はみんなお姉さんです。おばちゃんなんぞとは、口が裂けても、。ワンコが吼えます。昨日にアップした、店先ポスターのまんまの黒犬。クマくんです。ケーキセットとビールを注文。丁寧に出してくれて、奥に引っ込みます。

縁者と二人、しばし店内を見渡します。随所に目が留まります。床があります。お店を客間だと考えれば理にかなっては、います。ね。不思議な空間です。しばらくして喫煙可か否か声をかけます。こりゃ失礼、とお姉さんが愛想よく使い込んだ味わいの木枡に入った灰皿を届けてくれます。

ありつけた灰落としにて、うれしい一服。