キレイなディープ

昨日は1の4並び月日だったんですね。取り立てて、どうということもありません。毎年やって来る数字です。異国言葉が飛び交う夜の翌日。訪問先へ向かうのに待ち合わせをします。昨日夜と同じ青春を過ごした同窓生。違う人間です。たまたまです。偶然が時間を隣り合わせにしただけです。土地勘がありません。一番分かりやすいところのオーダーに、指示されました。チンチン電車の始発駅です。繁華街の隣町に、取り残された赤いまぁるい郵便ポストみたいに佇んでいます。改札はありません。ビル脇、民家軒下を縫いながら隣の市までカタンコトンとバス停間隔で人を運びます。待っていると、少し遅れる旨のメールが届きました。さて、どうして時間をつぶそうかな、と考え後ろを振り向きます。大阪を代表するタワーが見えます。観光客になることにします。テクテクほんの数分で到着します。足下から仰ぎ見ます。画像の保存容量を間違えたので大きくなっています。面倒なのでそのままにしています。何十年ぶりというか、遥か遠くの微かな記憶を手繰らなければならないぶりの光景です。ここでもインバウンドの姿が目立ちます。彼らを目当てにした新しいこぎれいなお土産屋やカフェも軒を並べます。異国語のPOPが店内へ呼び込みます。残念ながら目抜き通りの奥まで入る時間も、串カツで一杯の余裕もありません。ちらっと、上っ面を眺めただけだけど、特有の妖しい空気がもはやありません。吸い殻も、ゴミも、人も落ちていません。空気清浄機をまわしているかのごとく、健全な観光地です。ま、それはそれで、遅まきながらも急速に発展しているということなのでしょう。

レトロなお店を横目に 一服。

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