光る大通り

さむい。良いお天気だけど風がしみる。氷水に浸したみたいに指先が凍えます。日本海側では南から北まで隙間を作ることなく雪模様なんですね。ま、店先ではサンタさんの準備道具が売ってたり、飾り付けも終わっています。普通に今時の気温です。昨日は大都会で所用があり出掛けました。珍しいことではありません。行き先は、土地勘はあるけど近年足を踏み入れていない地。乗り換えなしの、真っすぐ一本で到着します。なんとなく、違うルートを選びました。とてつもなく、食欲を刺激する匂いが街全体を覆いつくします。タレの焼ける、牛脂滴る炭の豊潤な香りが誘います。このルートを使用するのは初めてです。乗り換えの駅も初体験。別段何ら代わり映えのしない地下鉄駅です。目的地に到着します。労を惜しむことなく今日の場を設えてくれた友人と前打ち合わせを済ませ、本番に臨みます。取り敢えず、終了。ま、ええ感じなんちゃう、と友人が労ってくれます。途端に、乗り換え地での記憶が呼び起こされます。そんな贅沢はできないけれど、ささやかな感謝のカンパイを求めて居酒屋に。たこ焼きが売りもんのお店で杯を傾けます。2時間飲み放題コースが3時間近くになり、店員さんに促されて外へ。目抜き通りはもう、光のパジェントです。友人は気取って画像の一角に居座っています。サンタさんになってくれるのでしょうか。

白い息と紫煙で 一服。

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