新しい年

年の変わり目は外に出ます。生まれて育ったところでは祝いの汽笛が鳴りました。現在は、鐘の音が響きます。小さな名もないお寺です。どこにあるのか、3院分程がハモっています。静かな、密やかな、とても良い音色が、暗い隙間になんだか誇らし気に空気を震わせます。空を覆っていた雲が動きます。その刹那、雲が流れてお月様が顔をのぞかせました。その刹那です。美しいです。良い年になりそうです。したいな。タイトルバックを替えました。綺麗な空。昨夜と打って変わって、雲は山の裾野にたなびく程度。近親者&チビと二つの家を代表して新年のご挨拶。氏神様。とつとつと4人が目指して歩きます。一人は自由行動過ぎるのが目に見えているのでベビーカーに乗せて。ほどなくして、到着。お水を頂戴し手にかけます。チビ二つ分の手にも頂戴します。清めます。小さなお社です。地をお守りしています。この日ばかりは参拝客数組とすれ違います。見ず知らずです。申し合わせたように、どちらからともなく会釈をかわします。ゴツゴツとした石の階段を数段ばかし登ります。危ないので目を光らせます。本殿でチビの世話をしつつ手を合わせます。チビがゴソゴソします。気を取られます。あげく、感謝とお祈りをし忘れました。何のこっちゃですが、神様は察してくれているでしょう。いまさらながら、そう願います。電線を修正消去しようか、と考えました。そのままにすることにします。現実だから。今年も、よろしく。

年をまたいでの 一服。

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