冬の京都 終い弘法 その2です。
煙管はいろいろ堪能しました。が、煙管マニアの方には怒られるかもしれません。私はそれほど興味がない。日用品・実用品の範疇を超えないのです。この日密かに狙っていたのは、オールドオイルライター。こっちを少々コレクションしています。骨董屋を覗いては、がっくり。ほとんどのお店に置いてない。あっても、ジッポー、たんまに青年期ぐらいの若い企業広告の入ったオートマチックタイプ。あきらめかけた時に、ありました!1軒。早速、物色。ジッポーもボトルネームに付く年代記号がドットタイプ。やるわい、と思いつつもジッポーはスルー。他のオールドライターは20台ほど。半数がリフトアームタイプ。パッと見てほとんど収集済みですが、1個一個手に取り確認します。アンティークと呼べる1900年前後の回転火薬式もあります。最も珍品が、made in tokyoの刻印があるカメラ型ライター。たまに見かける精密なカメラ型ではありません。昔々のブリキのおもちゃみたいな稚拙なカタチをしています。昭和初期製です。多分。これは珍品と、店主の親父に訪ねると20,000円なり。こりゃ、交渉してもはるかに予算オーバーだわと、即断念。それで、本命のライター(上の写真左シルバーライター/右は愛用の蛇革巻です)を恐る恐る聞いてみた。3,000円なり。ウソ!とほくそ笑み、心の中では購入ですが、お決まりで交渉です。言い値、2,000円であっけなく交渉成立。来た甲斐がありました。
上が愛用の「Mylflam」ドイツ製メーカー名のボトムマークです。下が購入分「1000Zunder」品名が入っています。同じメーカーですが(多分)、購入分は企業名入りの広告ライターなので、メーカー名は入れなかったのだと思います。(詳しくは分かりません。どなたかご存知でしたら教えてください)
どちらも同じ機構なのですが、ストッパー部分が異なります。愛用品(右)はアーム部のフックがシングル。購入分(左)はダブルになっています。受けの雌部分も、それぞれに対応したカタチになっており、写真に写っていないのですが、愛用品は1層構造で、購入分は2層式です。ダブルの方がヘタリに強く頑丈な気がします。時間を見つけ、ばらしてメンテナンスします。多分、クリーニングだけで済みそうです。これがまた、愉しいのですよ。※ライターについての補足説明はあらためて紹介しようと思っています。