アマフェッショナルと、一服。

昨日の午後、霰が降りました。雨が降り始め、ヒューヒューと風が強くなってきたら、パラバラと音がします。取り立てて珍しいものでもありませんが、瞬くまに、放置してあるサンシェードの片隅で住処を作りました。結晶を眺めながら、白い呼吸まじりの、一服です。

パソコンに触れたのは1999年のこと。ワープロはずっと前から使っていましたが、仕事の流れで致し方なく導入です。当時は、MACでしか作業ができない環境でした。ペンの代わりでした。ハードディスクが1Gもないのに、周辺を組むと優に100マンエンを超える市場でした。それから、通信手段→情報受発信→コミュニティ→コミュニケーション・ゲーム→媒体と役割は変容します。膨らみます。源泉のPCでさえ取って代わられようとしています。図書館、書店通いが格段に減りました。言葉を四角い枠に入れれば、一瞬で答えてくれます。プロを凌駕する発見や、潜んでいたノウハウも手に入ります。3人寄れば文殊の知恵どころか、億人寄れば、です。プライスレスのアマチュアだからこその奥行きもあったりします。みんな教えてくれます。このちっぽけなブログでさえ、想定外の英字のお便りが来たりします。翻訳ソフトは残念ながら未だ成長途中なので、四苦八苦しながら解しますが。アマフェッショナルの時代と、数年前から勝手に定義しています。だから、情報選別力を養わないと、エラい目に遭います。でも、現場の巧みや手のスキルは養われません。

導入の頃は、紙巻きハイライトです。モニターとにらめっこしながら、答えを出してくれないPCに溜め息と紫煙を八つ当たり気味に吹きかけます。たんまの掃除では雑巾が黄色に染まりました。いまは、目の前ナナメ45度にいる空気清浄機がおいしい煙管煙草を共飲してくれます。

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