燃える男たちと、一服。

今日は、スポーツ観戦デイ。2番組を観ます。まずは、ラグビー日本選手権決勝。お酒屋さんvs電器屋さんです。サントリーは帝京大学を下し、パナソニックはヤマハを敗っての1等賞争いです。会場は秩父宮ラグビー場。東京は土地勘がありません。というか、個々の地は分かっても、全然交通網が把握できません。私の中ではあの地、この地が独立してあります。点と点を結べません。体内磁石も狂います。恐るべし、東京。準決勝は画像の花園ラグビー場で行われました。惜しくも敗北を喫した学生たちが頭を下げます。こちらは見慣れたセンタースタンドです。この日もコタツ席はあったのかしら。高校ラグビーでは、左上、人のまばらな最上段付近を主陣地に一合酒もしくはスキットルで暖をとりながら観戦です。観客席の、観客のお尻の真下にある通路の、ずっと右側端にモクモク喫煙コーナーがあります。さて、蒸留酒を片手に大画面の前に陣取ります。煙管は禁止です。体躯がぶつかります。大躯がはじき飛ばされます。成熟した堂々と立派がせめぎあいます。ノーサイド。サントリーが勝ちました。淡白なゲーム感想となりました。勝ち点のすべてがペナルティゴールです。

ちょうど、フェデvsナダ戦が始まりました。こちらに期待しましょう。蒸留酒を持って、モニターに移動です。煙管煙草は空気清浄機と共飲します。黒いパンツに白いシャツ、シューズまでピンクです。おんなじです。鋭いラリーにどっちがどっちか分からなくなります。ナダのトップスピンは健在です。ボールをヒットしたラケットが垂直に上がります。フェデの美しいバックハンドも負けていません。

ウイナーを放っても、どこまでもクールです。仁王様の形相を崩しません。マッチポイント。フェデが放ったウイニングショットにナダが最後のチャレンジ。やっぱりダメね、の表情。アンパイアも緊張の面持ちです。

シーソーゲームです。アンバランスなギッコンバッタンでした。獲得ゲームの数字だけでは語れない名勝負でした。すべてのショットが最盛期の光でした。面白かった〜ぁ。穏やかな表情です。紳士の素顔です。ナダルの頭髪が気になります。アガシになるんでしょうか。

燃える男たちに、祝福と感謝の一服。

 

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