ヴィンテージ家具。眼福 一服。

早速、昨日の予告のご報告です。パートナーが見つけました。奈良県を南北に走る国道168号線沿い、生駒の南田原交差点のすぐ南にあります。昭和の元気な時代に建てられたと推察する、少し立派だけど懐かしい、家屋兼事務所かな?みたいな建物。いつも1階はシャッターが閉まっていました。車で通過するだけです。気に留めることも無かったのですが、その日はシャッターが開いていたそうな。おや珍しやと眺めてみると、木の家具が並び男性が作業をされている。遠目から見ても分かります。現代の新品家具ではありません。美しい年齢を重ねたオーラがジワリと、静かな主張を放っています。見逃す手はないと物見遊山です。 “ヴィンテージ家具。眼福 一服。” の続きを読む

 一献、一杯、一服。一日の不思議。

今年は珍しく、一日に一族郎党勢揃いしました。一年を通じればポツポツと個別には顔を拝むことができるのですが、一同に会するのは久しぶりです。二日には妹も訪れ、近親者に集約して会うことができました。一献に始まり、二杯、三々五々で、独り酒の今日三が日まで痛飲、痛食です。昭和中期、私がチビちゃんだった頃には、こんな目出たい席で父親はチビを膝の上に抱きプカプカ、集まった縁者はモクモク煙にまみれながら幸せに笑っていました。今は、そうはいかないですね。換気扇の下、外で、愛煙家の縁者としばし談笑です。

で、下の画像。 ” 一献、一杯、一服。一日の不思議。” の続きを読む

特別な日と酒と、いつもの煙草。

寒いですね。冬将軍も重たい腰を西へ、南へと向け始めたのでしょうか。冷え込みます。今日は、脇道をちょっとお散歩、独り言です。

特別な日、と言っても大仰に語る程のものではありません。誰にでもある日です。静かに通り過ぎて行く一日です。でも、今日に飲み終える酒があります。一年前に貰った、ウイスキー。そう決めていました。味が変わろうが、気が抜けていようがヘッチャラです。高価な、特別な酒でもありません。どこの酒屋でも手に入るブレンディッド スコッチです。決して深刻な心ではありません。おまじないというか、縁起担ぎというか、何となくまた一年かけて飲む特別な酒が手に入りそうな気がして。ただそれだけ。夜が更けたらチビリチビリと飲ります。気が向いた時に舐めていたので、程よく残っています。お相手はもちろん銀色のゲバラくん。でも、ウイスキーには、やっぱりパイプの方が様になるよなぁ。

 

 

雨の日は、今日も元気だ、煙草がうまい。

明け方にかけて、冬の嵐でした。鼓笛隊のように窓をたたく雨粒、ビュービューとうなる風の叫び声で、目が覚めてしまいました。夜が開ける頃には、何事も無かったかのようにピタッと治まり、様子を見に外へ。カエルも紅葉の傘が役に立たずびしょ濡れ。うれしそうに笑っていました。煙管煙草ケースから、煙管を取り出し一服。煙草の葉っぱをつまむと、程よく加湿されています。おもむろに火皿に詰め、愛用のライターで火をつけます。甘くて、おいしい! “雨の日は、今日も元気だ、煙草がうまい。” の続きを読む

祭りの後に、祭りの準備と煙草道具。

クリスマスも一夜明け、街の喧噪も静まったかと思いきや。西洋の祭りから、日本の祭りに衣替えです。もちろん世界中で祝う新年ですが、和の文化が間近に感じられる歳時のひとつですね。少なくなったとはいえ、和服姿の男女がいつもの街角を行き交います。その腰に、煙管入れ、叺をぶら下げていたら、、、イキですよね。そして、もうひとつ和装に似合うのが煙草盆。火入れ、灰落し、たばこ入れ、きせるなどをひとつにまとめた、いわゆる喫煙セット。昔々、祖父の家や親戚宅でも見かけたような気がします。 “祭りの後に、祭りの準備と煙草道具。” の続きを読む

Xmasはカカオの薫り。

先週末のテニスサークル忘年会からこの1週間、予定していた会合に、不意の、急な、突発のお誘いが重なり、出突っ張りとなってしまいました。奈良、奈良、大阪、大阪、京都、奈良、大阪と。たのしく、うれしい席といえども、さすがに、ちょっとお疲れ気味。気がつけばクリスマスですね。でも、繁華街というかそういうところには行っていないので、華やかなサンタさんを見たのは京都だけ。まぁ、バイクに乗った宅配ピザ屋さんのサンタさんは走り回っておりましたが。

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冬の京都 終い弘法 独逸との出会い

冬の京都 終い弘法 その2です。

煙管はいろいろ堪能しました。が、煙管マニアの方には怒られるかもしれません。私はそれほど興味がない。日用品・実用品の範疇を超えないのです。この日密かに狙っていたのは、オールドオイルライター。こっちを少々コレクションしています。骨董屋を覗いては、がっくり。ほとんどのお店に置いてない。あっても、ジッポー、たんまに青年期ぐらいの若い企業広告の入ったオートマチックタイプ。あきらめかけた時に、ありました!1軒。早速、物色。ジッポーもボトルネームに付く年代記号がドットタイプ。やるわい、と思いつつもジッポーはスルー。他のオールドライターは20台ほど。半数が “冬の京都 終い弘法 独逸との出会い” の続きを読む

冬の京都 終い弘法 鉈豆煙管

今日21日は京都にあるお寺、弘法大師空海を祖師とする真言宗総本山 東寺の弘法市。いわゆる縁日なのですが、12月の市は終い弘法と呼ばれ、骨董品や古着のほか、葉ボタンや梅などの苗、干し柿、翌年の干支の置物など正月用品も出回り、とくに活況を呈します。数ある京都の風物詩のひとつです。TVクルーも取材にきていました。パートナーが久しぶりに行きたいというので、前々から予定していた京都での所用をこの日に合わせ行ってきました。この市を訪ねるのは学生時代以来なので、〜十年ぶりです。

この写真では、ちと閑散気味に見えますが、境内は露店と見物客でぎっしり。袖振り合うも多生の縁で、 “冬の京都 終い弘法 鉈豆煙管” の続きを読む