フラクタル・ロマネスク

ようよう匂いが漂ってきました。草の青い臭みに混じった甘いアロマ。やっとぬるま湯になった風の便りです。鼻センサーが春を嗅ぎ取ります。歳時の節目香だけは、敏感に反応する鼻です。普段はとても鈍感なのに。今年は、とても遅い。大遅刻です。お彼岸のお花とお供えを買いに行きました。定番陳列棚の脇に、地産地消があります。どこそこ近所のだれそれ○×さんが丹誠込めて生産したお野菜が並びます。今や、珍しいコーナーでもありません。ネギや白菜やキャベツやホウレン草やらを押しのけて、目に飛び込んできました “フラクタル・ロマネスク” の続きを読む