土を触ると、煙草がうまい

三寒四温を一日に集約した、よいお天気でした。日陰に籠ると、冷えた風に体が少し震えます。日向に一歩足を踏み入れると、体がポカポカ和らぎます。冷えた風がアクセントになります。心地よい冷風扇です。陰日向の無い春が、もう足下まで来ているようです。風の体温が上昇するのも間近です。お水取りもクライマックスです。

ジャガイモを植えました。前々から頼まれていたのですが、寒さからくる億劫で放ったらかしにしていました。絶好のお日和です。逃す手はありません。

 

 

年長者の指示を受けて場所を決めます。スコップで土をほぐし、手鍬で深さ20センチほどの溝を掘ります。種芋を30センチ間隔で並べ、間に肥料を入れ、埋め戻せば、完了。一畝目に5個。二畝目に4個の、一粒万倍を入れました。種芋は半分に切って倍の収穫に憧れを抱いたのですが、素人では切り口の処理が難しく腐らせてしまう確率が高くなるからダメ、とのこと。指示者の意見に従います。逆らいません。

昨期は大粒小粒で10倍ぐらいの恵みを与えてくれました。でも、残念ながら9個×10にはなりません。そう都合よくは行きません。自然は強弱を取捨して、弱者は実らせることなく生涯を終えます。厳しい摂理です。

 

 

 

 

藁は目印。足を踏み入れないようにします。猫避けマットを置きます。理由はそのまんま。15分ほどで手早く終了。それ以上は継続できません、腰にきます。固まります。ほぐす時間が必要になります。一服が増えます。情けない体です。

 

 

 

 

 

 

ほうれん草が瑞々しい緑に輝きます。後どれぐらいで胃袋に収まるのでしょうか。葉っぱが増えるのを心待ちにします。向こうに見えるのは水仙。ニラではありません。間違うと大変です。ボーッとしていたら収穫してしまいそうです。毎年事故が起きるのも頷けます。

土を触ると、煙草がうまい。ゴロゴロ豊作の日を夢見て、一服。

 

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