慈恵の雨 一服が旨い

パタパタしていると心も体も乾きます。潤いの雨です。喉の薬。一服が、旨い。菜園は命の雨です。日曜日に初収穫。初物です。もう少し大きくしたかったのですが、地面に埋もれて行きそうなので仕方なく。上の方も順調に花から実に変身しています。洗濯バサミの支柱抑えも家庭菜園ならではの工夫です。使えるものは、親でも使います。私は使われたくはありません。チビには使われます。トマトもスクスクと実を鈴なりにしてきました。ぶどうのように成ります。完熟トマトのように真っ赤に成ります。例えが悪いですね。でも、トマトの鮮やかな深くハツラツと輝く赤は他例がありません。きれいな緑のグラデーションから変容します。ブルーベリーは花が落ちても花と同じフォルムで、プックラと膨らみはじめました。不思議な植物です。赤の片鱗も見せなかったのに、ベニを引いたようにフチが染まりはじめます。ペールトーンの赤紫から紫、リッチブラックのダークパープルに一刻一刻と観察眼を楽しませてくれます。液晶画面では表示できない諧調が繰り広げられます。ミミズもはい出してきました。いい土の生証人です。いつの間にか漢方薬になっています。わざわざ外に出てきて乾涸びることも無かろうにと、いつも思います。

今日はタイミングの良い雨です。何幅でも、一服が旨い。

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