小さな土木作業で、一服。

年長者が、小さな穴を見つけました。直径10cmほどの黒い薄いビニールのポットで、地植え用の野菜の苗を育てています。表面の土をならしておいたはずなのに、どうも土をほじくられている形跡がある。これはおかしいと、周辺を見渡したところ、3cmの穴が空いている。小石を放り込んでも吸い込まれるように落ちて行く。覗いてみても真っ暗けで結構深そう。これは、なんぞや、とお声がかかりました。地盤沈下の前触れなら大変です。押っ取り刀で確かめにでます。ブラックホールがポッカリ。ポット苗の件は現場で知らされました。地質異常の可能性は少なくなりました。では、なんぞや。イタチにしては小さい。ヘビ穴?なら一目散で退散です。呼び寄せた縁者の一言で、真相は闇の中ながらも取り敢えず解決。モグラでしょ。漠と、なんとなく、あやふやに納得。放っておく訳にもいかず、園芸用スコップで掘ってみます。これが意外に深い。掘り進めると土が吸い込まれ、スコップの柄まで入ってしまうほど。縁者はこれを見て確信し、室内へそそくさと戻ります。寒いから。ほどほどで、あきらめます。30cmに拡大したポッカリが残ります。埋め戻す土が足りません。HCで購入した砂一袋を思い出し、応急埋め戻しをします。20kgをエッチラオッチラ現場に。ちょっと入れては固めで、チマチマと作業を貫徹。砂を半分ほど費やしたところで終了。ま、いいか、で終了です。腰にきます。目も腰もいけません。様子を見て本対策を練ります。

思わぬ小さな土木作業で、土を触りました。なぜだか、爽快満足の、一服です。

 

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