なんて気持ちがいい 一服

8月に入りました。アッという間に過ぎ去ります。酷暑も一ヶ月はありません。ダラダラと引きずる日本の夏です。短いシーズンです。ナイフで切り取ったようにスパッと終わります。変わりがなければ。アツイを今のうちに謳歌しなければ。お盆を過ぎたら、クラゲが我がもの顔の海になります。黄金の蝉です。お金持ちになるお告げと、思い込みます。そこいらに落ちています。抜け殻です。過日に予告した画像です。木の枝や幹に登らなかったようです。化成製品の朽ちない色に惑わされたのでしょうか。ちょっと不思議な光景です。サルスベリの鮮やかな、ピンクです。そういえば、何かもの足りません。なんでしょう。気がつきました。黄色の大輪がありません。ひまわりがない。種を播き忘れました。忘れたようです。ちょっとしたことだけれど、夏の違和感はそのせいだったようです。毎年、一角が黄色で占領されていたのに。今から、播いても遅いのかしら。少し寂しい。里芋が、スクスクグングン。アニメに出てくる小さな子供や、物の怪の傘程に成長しています。甘露を蓄えています。不老長寿の薬になるのかなぁ。不老も長寿もほどほどでよいので、試しません。余計な欲はありません。とても気持ちのよい夜です。湿気もほどほどに、熱気をまったくはらんでいない風が渡ります。こんな8月の夜は初めてです。煙管が旨い。けど。

大事がなければ良いのですが。一服。

 

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