for one

雲が重くたれ込めます。高校ラグビーに行くことにしました。準決勝です。気分と行動がグズグズしていたので、第一試合の後半からの観戦となりました。最寄り駅が様変わりしています。試合場には二つのルートがあります。今日は最も有名な駅から。こちらは久方振りです。とても近代的になっています。さておき。急ぎ足で会場へ。入場料1000円を支払い、正面階段を真っすぐ駆け上った図。第一試合前半が終わろうとしています。スコアボードが奥に見えます。改修中です。スタンドを作っているようです。以前は白い壁もなくプレーヤーと同じ視線で観戦できました。左手がセンタースタンドです。いつもはまばらなのに、屋根下に密集しています。雨を避けています。バックスタンドです。まばら。中央に集中している人たちは両校のチームメイト。一生懸命、応援の声を張り上げています。借景の山の頂は垂れ込める雲と霞が覆います。あの山の向こう側からやってきました。屋根の下はぎっしりです。お気に入りのマイスペースも埋め尽くされています。仕方なく、最上段へ駆け上り立ち見。俯瞰で観戦します。可愛い二十歳ぐらいの女の子の横に一人分のスペースが空いていました。後半に入りました。緑のユニフォームが前半の劣勢を跳ね返さんばかりに怒濤の攻めを展開します。圧倒的に敵陣地を支配します。プレイに観衆全体がどよめきます。大きな溜め息が漏れます。ドゥオォ〜と、観客席が揺れます。女の子は緑ユニフォームを応援しています。地元チームの歓声が圧倒的優位な中、対照的なシーンで黄色い声を真横で聞きます。決め手を欠きました。地元チームの勝利。女の子は誰よりも早く階段を下り、スタンド裏へ姿を消します。後ろ姿が悲しそうです。

第一試合終了の 一服。

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