パイプライター①

今日もお月様がキレイです。寒いです。冷え冷えした空気の中、冴えた黄色に輝いています。明日からは雪らしいです。

パイプライターって、ご存知ですか。その名の通り、パイプの着火用に製作されたライターです。パイピストはご存知の方も多いかと思いますが、紙巻きたばこ愛煙家の方は初めて見るタイプかもしれません。左のライターは、パッケージに描かれている通り、分かりやすいですね。アメリカ製のビーティージェットの名前です。1950年を中心に生まれています。アームを上げるとこんな感じ。左側がこのライター。右側は同じ機構の日本製、おそらく輸出品だと思います。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、通常のウイックとは別にノズルが突き出しています。ヤスリを回すと普通にウイックに火がつきます。見物はこれからです。ノズル部分を下に傾けると炎がボウッとジェット噴射するように放たれます。ノズルに見えない穴があいていて、毛細管現象で吸い上げられたオイルがウイックの炎に暖められて気化し、火炎噴射するそうです。理系にはとことん疎いので、うまく説明できません。間違ってたら、ごめんなさい。ターボライターのようにプシューと噴き出すガス式なら、なんとなくそうかいな、と驚きはしないのですが、これがオイルライターですから。ちょっと感動です。見た目は火炎噴射していますので、火は刺々しく、堅いように思えます。でも、そこはそれ、液体燃料のやさしさです。柔らかです。程よい力強さで、スーッとたなびくように、横に流れます。伸びます。風には弱いです。合理と必需とはいえ、よくこんなモンを考え、作ったもんです。私の脳みそではおよびもつきません。どこかでも書いているように、火付道具としては、マッチがいちばんだと思います。香りと火加減はベストだと思います。でも、愉しいでしょ、こんな炎も。また、違うタイプも紹介します。

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