祭りの後に、祭りの準備と煙草道具。

クリスマスも一夜明け、街の喧噪も静まったかと思いきや。西洋の祭りから、日本の祭りに衣替えです。もちろん世界中で祝う新年ですが、和の文化が間近に感じられる歳時のひとつですね。少なくなったとはいえ、和服姿の男女がいつもの街角を行き交います。その腰に、煙管入れ、叺をぶら下げていたら、、、イキですよね。そして、もうひとつ和装に似合うのが煙草盆。火入れ、灰落し、たばこ入れ、きせるなどをひとつにまとめた、いわゆる喫煙セット。昔々、祖父の家や親戚宅でも見かけたような気がします。 “祭りの後に、祭りの準備と煙草道具。” の続きを読む

Xmasはカカオの薫り。

先週末のテニスサークル忘年会からこの1週間、予定していた会合に、不意の、急な、突発のお誘いが重なり、出突っ張りとなってしまいました。奈良、奈良、大阪、大阪、京都、奈良、大阪と。たのしく、うれしい席といえども、さすがに、ちょっとお疲れ気味。気がつけばクリスマスですね。でも、繁華街というかそういうところには行っていないので、華やかなサンタさんを見たのは京都だけ。まぁ、バイクに乗った宅配ピザ屋さんのサンタさんは走り回っておりましたが。

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冬の大阪 枚岡神社 ワッハッハ、で一服。

大阪、東のはずれ生駒山の麓に天子屋根命(あめのこやねのみこと)が鎮座する枚岡神社。元春日とも呼ばれる由緒があるようです。旧知からお誘いがあり、知ってはいたのですが訪れるのは初めて。その目的は、「お笑い神事」。

いきなり今は懐かし、チンドン屋さん(に扮したパフォーマー?)が大鳥居で出迎えてくます。天岩戸に隠れた天照大神を誘い出すために、神々が大声で笑い続けたことが起源なのだそうです。宮司さんが祝詞をあげた後に始まります。 “冬の大阪 枚岡神社 ワッハッハ、で一服。” の続きを読む

冬の京都 終い弘法 独逸との出会い

冬の京都 終い弘法 その2です。

煙管はいろいろ堪能しました。が、煙管マニアの方には怒られるかもしれません。私はそれほど興味がない。日用品・実用品の範疇を超えないのです。この日密かに狙っていたのは、オールドオイルライター。こっちを少々コレクションしています。骨董屋を覗いては、がっくり。ほとんどのお店に置いてない。あっても、ジッポー、たんまに青年期ぐらいの若い企業広告の入ったオートマチックタイプ。あきらめかけた時に、ありました!1軒。早速、物色。ジッポーもボトルネームに付く年代記号がドットタイプ。やるわい、と思いつつもジッポーはスルー。他のオールドライターは20台ほど。半数が “冬の京都 終い弘法 独逸との出会い” の続きを読む

冬の京都 終い弘法 鉈豆煙管

今日21日は京都にあるお寺、弘法大師空海を祖師とする真言宗総本山 東寺の弘法市。いわゆる縁日なのですが、12月の市は終い弘法と呼ばれ、骨董品や古着のほか、葉ボタンや梅などの苗、干し柿、翌年の干支の置物など正月用品も出回り、とくに活況を呈します。数ある京都の風物詩のひとつです。TVクルーも取材にきていました。パートナーが久しぶりに行きたいというので、前々から予定していた京都での所用をこの日に合わせ行ってきました。この市を訪ねるのは学生時代以来なので、〜十年ぶりです。

この写真では、ちと閑散気味に見えますが、境内は露店と見物客でぎっしり。袖振り合うも多生の縁で、 “冬の京都 終い弘法 鉈豆煙管” の続きを読む

喫煙人口2,000万人。キセル人口?

肩身の狭い愛煙家ですが、最大手煙草メーカー調べでは、まだまだ日本には2000万人の喫煙者がいるんですね。この数字が、意外なのか当然なのかは図りかねますが、ほとんどは紙巻きたばこであることは推察するまでもないでしょう。一度、そのメーカーのお客様相談室に聞いたことがあります。煙管喫煙者は何人ぐらいいるんでしょう?→分かりません。では、刻み煙草はいくら売れているの?→なぜ、お知りになりたいの。売り上げに関することはお教えできません。逆質問され、それ以上聞くのも面倒になったので、終了。

たんまに、声をかけられます。懐かしいの吸ってますね、と年配の方から。ちょくちょく、 “喫煙人口2,000万人。キセル人口?” の続きを読む

ハーブ煙草?CameronValley

ひと月ほど前のことになります。行きつけのタバコ屋さんに愛用のCheShagを買いにいった時のこと。(2軒ほど利用させてもらっているのですが、こちらは半年ほど前に見つけた酒店のタバコ屋さん。工房から近く、灯台下暗しとはこのことです。どちらも煙管煙草ケースをおいてもらっています。)立ち話で、こんなんあるよ、と教えてもらったのが、ニコチンフリーのキャメロンバレーという代物。

ユーカリやら、ミントなどのハーブを原料にしています。メンソールシガー系の匂いがパッケージを通して香ります。 “ハーブ煙草?CameronValley” の続きを読む

メトロポリスとライター

「メトロポリス」という映画をご存知でしょうか?フリッツ・ラング監督 1927年に発表されたドイツ映画。無声映画にして、SF映画の金字塔とも賞される古典作品。2026年の仮想未来都市メトロポリスを舞台に、ヒューマノイドとなり蘇る美しい女性マリアを描いた儚くも狂気な叙情作。CGなんてまだまだ未来の時代に圧倒的な映像美とヒューマノイド マリアの完璧な魅惑。小学生の頃にジュール・ベルヌを読みあさっていた私が高校生の時に名画座で出会い、その衝撃は未だ身震いするほど。

このライターはその同時代にオーストリアで生まれたSNAPLITE。少し小さめの “メトロポリスとライター” の続きを読む

ちょっと一服。一日何服?

久しぶりに、一日に何服(何回)吸うか、10日ほど前に3日間調べてみました。マッチを使って、使い終わった軸をマッチ箱に戻して計算。非喫煙者の同乗者がいたので2)が比較的少ないのですが、1)、2)、3)の比率を考えた場合、おおよそ一日に30回というところですね。3)は酒で進みがちだったと思うのですが、移動時や街中で喫煙場所を探すのに苦労することから回数がそれほど多くなかったようです。5年ほど前に調べた時は、50服弱だったので相当落ちています。体が自動減速をして、回数を制限しているようです。 “ちょっと一服。一日何服?” の続きを読む

ライターの話 ジッポーとイムコ

喫煙に欠かせないものが、火付け道具。マッチやライターですね。「私の道具」でも記していますが、ガスライターは使いません。いまや、マッチを使う喫煙者は少なくなってるかと思いますが、ライターにこだわってる方は結構いるんじゃないでしょうか。私はもっぱらオイルライター。柔らかな火の立ち具合が好きなんです。煙草をはじめた時から。当時はジッポーを使っていました。というかコレしか知りませんでした。ジッポーといえば喫煙者ならずとも多くは知っている巨大ブランドですね。でも、困ったことがあります。燃費の悪さは差し置いといて、ヤスリを直接指で回すから、指が汚れる。

そこで、何か良いオイルライターは無いものかと、探していたら見つけたのが「IMCO」というライター。これは、 “ライターの話 ジッポーとイムコ” の続きを読む